息子を県外の寮に送り出す前、私は甘く見ていた部分がありました。
寮に入れば、あとは学校にお任せ。そう思っていたわけではないけれど、まさかここまで親の出番があるとは思っていませんでした。
これから子どもを高校野球の寮に送り出す親御さんへ。送り出す前に知っておいてほしいことを、正直に書きます。

覚悟① 保護者会や講座への参加が思った以上に多い
寮生活が始まってから驚いたことの一つが、保護者が参加する機会の多さです。
保護者会議、栄養講座、学校行事、壮行会、懇親会。「遠方でも来てください」という案内が届くたびに、交通費と時間を確保しなければなりません。
県外に子どもを出しているのだから、親の出番は少ないだろうと思っていたら大間違いでした。むしろ、高校野球は学校側も保護者を巻き込んでチームを作っていくスタイルなので、参加することで息子の環境をより深く知ることができます。
確かに高校野球の保護者の応援はビシッとしているのも、各高校が保護者に対してもルールが細かく決まっているのも事実です。会話禁止や服装。並び方なども指定される学校も多いです。
大変ではあります。でも、行くたびに息子の顔が見られる。それが何より嬉しかったりもします。
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覚悟② 追加の費用が想定外のタイミングで発生する
月々の寮費や学費は把握していても、追加でかかる費用が読めないことが正直しんどいです。
保護者会への交通費、栄養講座の参加費、急な遠征の応援費用。一つひとつは大きくなくても、重なると家計に響きます。
さらに、下の子の習い事も続いています。娘の競技の月謝や大会費用も毎月かかります。上の子の寮生活費用と、下の子の習い事代。二人分を同時に支えていく大変さは、やってみて初めてわかりました。

覚悟③ 怪我をしたとき、子どもだけで受診することになる
これが一番不安でした。
息子が怪我をしたとき、病院への付き添いは先生方が付き添ってくれる場合もありますが、通院などは基本、子ども一人でした。遠方にいる親がすぐに駆けつけられるわけではないので、学校やチームのサポートのもと、息子自身が対応することになります。
親としては心配でたまりません。でも同時に、それが子どもを成長させることにもなっていると感じています。一人で受診して、状況を自分で把握して、親に報告する。その経験が、息子を少しずつ大人にしていきます。たくさん失敗もすると思います・・・。
とはいえ、万が一に備えて学校の連絡体制や保険の内容は事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。

送り出してよかったのか?とも悩んだ日々もありました
大変なことばかり書きましたが、子どもの成長に関しては良かったと思っています。
保護者会に行くたびに、息子が仲間と真剣に野球に向き合っている姿が見られます。怪我を一人で乗り越えた息子は、以前より頼もしくなりました。
親が手を離すことで、子どもは育つ。頭ではわかっていたことが、寮生活を通じて実感に変わりました。側に居ては成長できない部分がたくさん見受けられました。
送り出す前にやっておくべきこと3つ
最後に、実際に経験して「これは事前にやっておけばよかった」と思ったことをまとめます。
① 地学校の保護者参加スケジュールを事前に確認して、交通費を年間予算に組み込んでおくことが大切です。
② 突然の出費に慌てないよう、毎月少額でも積み立てておくと安心です。
③ 怪我や急病のときの学校の対応フローと保険内容も、入学前にしっかり確認しておきましょう。
親も一緒に成長する
子どもを寮に送り出すということは、親も覚悟を持って送り出すということです。
お金の不安、会えない寂しさ、怪我への心配。いろんな感情を抱えながらも、息子の選択を信じて応援し続ける。それが高校野球の寮生活を支える親の役割だと、今は思っています。
遠回りに見えるこの道が、息子だけでなく私自身も育てる一本道になっています。

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